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今年こそ英語をできるようになりたいと思っている人へ、いきなり英会話スクールに通うのはやめておこう

新年がスタートして、今年の目標を立てた人は多いだろう。

そしてこの時期は通信教育やら英会話が新年でモチベーションが上がっている人を狙って、キャンペーンをうっている時期でもある。

しかし、英語を始めるために英会話スクールに通おうとしている人は、ちょっと待ってほしい。

 

私はビジネスに強いと言われる大手英会話スクールにトータルで半年ほど通ったことがある。(幸いにも会社からかなりの支援を受けて)

私はオンライン英会話(レアジョブなど)も含めいろいろ試したので、今回は英会話スクールに通うことについていろいろ書いてみたい。

結論から言うと、英会話スクールに通うのはコストパフォーマンスが非常に悪い。

英会話スクールのメリット

①講師と直接会話ができる。

当たり前のことだが、やはり直接会話することで、オンライン英会話にはない臨場感というか、英語で会話する実感を味わうことができる。実際の仕事をイメージしたプレゼンテーションの練習など、オンライン英会話では中々できないことも練習できる。

②講師の質が高い。

これも当たり前だが、講師の質は総じてオンライン英会話(ほとんどがフィリピン人講師)より高い。ただし、アメリカ人やイギリス人の講師だけでなく、フランス人、オーストラリア人、フィリピン人など様々な国籍の講師がいることには注意したい。スクールであっても、必ずしも全員がネイティブスピーカーではない。

③レベルに合った教材が与えられ、スタッフから学習のサポートがもらえる。

「何をどのように勉強したらいいかわからん」という人にとっては助かるだろう。逆に、自分でやるべき課題や計画を考えられる人にとっては不要なサービスとも言える。
 

英会話スクールのデメリット

①価格が高すぎる

はっきり言って、定価のレッスン料はボッタクリだと思う。この時期は入会金無料キャンペーンなどをやっているかもしれないが、入会金などどうでもいいくらいレッスン料が高いことの裏返しだ。
マンツーマンレッスンの場合、40分を1レッスンとし、80レッスンで50万円以上はかかる。スクールによってレッスン時間などは異なるかもしれないが、大手スクールであれば概ね同程度の価格だ。
1時間あたりで計算すると、1時間で9000円強も支払うことになる。果たしてそれだけの価値はあるだろうか。ちなみにオンライン英会話はプランによるが、毎日25分のレッスンで、1ヶ月5000円程度が相場だ。

なお、グループレッスン(3〜4)のパターンもあり、その場合は価格は半額くらいになる。ただし自分が会話する時間が単純に考えて3分の1、4分の1になってしまうため、コストパフォーマンスは更に悪化する。通うとしてもグループレッスンよりはマンツーマンレッスンがよい。

②レッスン時間が絶対的に足りない

前回の記事でも書いたが、語学は継続、慣れの部分が大きい。いくらネイティブに習えるからといって、1時間半(40分×2レッスンを想定)のレッスンを週に1回、2回受けるだけでは量が足りない。

それよりは毎日30分オンライン英会話をしたほうが、圧倒的に量をこなすことができる。通学時間も不要だ。

③完全な英語初心者が通っても、まともなレッスンにならない

どの英会話スクールも初心者を歓迎してくれるが、そもそも「学生時代に英語が苦手だった」、「10年以上英語に触れてない」といったレベルの人ではまともなレッスンにならない。講師の言っていることがまるで聴き取れないだろうし、文法などの説明を聴いてもちんぷんかんぷんだろう。講師は仕事だから場を盛り上げてくれるかもしれないが、英会話と言えるものではないだろう。
 

ではどうすればよいのか

まず、英語を久しく勉強していない、という人は市販の教材で勉強してみよう。
英語を読む、聴くことを習慣づけ、基礎的な文法も勉強しよう。
目安として、TOEICで600点くらいはとれるようにしよう。これくらいの基礎ができていなければ、英会話に通っても得られるものは非常に僅かだと思う。
 
日々英語を勉強しており、TOEICも600点はあるという人。まずは数ヶ月間はオンライン英会話で英会話に慣れよう。レアジョブや最近はDMM英会話も評判がいいようだ。
最初は本当に聴けない、話せないで泣けると思うが、数をこなせば慣れるはずだ。
 
以上のステップを踏んだ上で、まだ満足できない、お金をかけてでもさらに英語力を伸ばしたい、という人は英会話スクールを検討してもいいのかもしれない。
 
ただ冒頭で述べたようにコストパフォーマンスは明らかに悪い。
せめて以下の条件に当てはまるのであれば、検討する価値はあるかなと思う。
  1. 海外赴任を控えており、それまでにできる限り英語力を伸ばしたい。
  2. 自分の課題が自分でわかっており、受け身のレッスンではなく、どのようなレッスンがしたいのか英語で講師に説明できる。講師を使いこなす自信がある。
  3. 勤務先等からレッスン料の半分以上は補助が受けられる。
英会話スクールに通う前に、まずは自分がどの段階にいるのか、自分には何が必要なのかをしっかり考えてみよう。

 

オンライン英会話の教科書

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