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【映画メモ】(500)日のサマー

 

この映画のストーリーは一言で言うと、「非モテの主人公が自由奔放なビッチに振り回され、失恋する話」です。

タイトルのとおり主人公トム(ジョゼフ・ゴードン=レヴィット)がヒロインのサマー(ズーイー・デシャネル)に一目惚れしてから付き合い、別れるまでの500日を描いてるんですが、時系列を行ったり来たりさせながら話が進んでいきます。ふたりの関係が絶好調なシーンの後に、別れる間際の日をつなげたりとか。
 
実際の時系列どおりに話を整理してくれているブログを見るとわかるんですが、本来のストーリーはとても単純です。それが時系列を行ったり来たりさせることで、落差に笑ってしまったり、「なぜこうなってしまったんだろう?」というワクワク感を持ちながら観ることができます。
 
そしてこの映画はとにかく女子に人気があります。
主役のふたりが派手ではないけど美男美女、ファッションがオサレ、途中のミュージカルっぽい演出、日常的なデートなんだけどすごく充実してる感のある描写、など女子が好きそうな要素がそろってます。
 
あとヒロインが自由奔放。ラブラブなデートしてるのに「本気で付き合う気はない」と言ったり、偶然出会っただけの男なのに「運命」を感じて一気に結婚したり、結婚決まってるのに主人公をパーティに呼んで思わせぶりな行動をしたりします。
男からすると「ビッチかよ…」って感じですが、女子からすると共感できる部分があるみたいです。
 
 
僕はふだんはサスペンスやホラーばっかりで、こういう恋愛モノはめったに観ません。「ただハッピーになるだけ」の物語は好きじゃないんですよね。ラブストーリーへの偏見かもしれませんが。
 
おっさんに近づきつつある僕がこの映画をなんで観たかっていうと、前に香港で生活してたときに偶然テレビで観て、なぜか印象に残った映画だから。
「ラブストーリーなんて観ないよ」っていうおっさんでさえ引きつける魅力がこの映画にはあるのかもしれません。今回観たら僕でも素直に楽しむことができました。
 
未見の女子はもちろん、ラブストーリー苦手な男子、おっさんにもこの映画はおすすめです。