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Life goes on

それでも人生は続く。

「何のために英語を勉強するのか?」という話

英語ネタについてよく書いていることもあり、「TOEIC 勉強法」といった英語関連の検索ワードでこのブログに来ていただく人は多い。
 
私も以前はどうにかして英語ができるようになりたくて、3年間くらい様々な勉強法を試し、お金を使い、いろんな場所へ足を運んだ。TOEICの勉強から始め、英会話サークル、大手英会話スクール、オンライン英会話など、普通に日本で生活していてできる限りのことをやったつもりである。
 
英語学習に対するニーズは非常に高い。サークルは休日に開催されるにも関わらず毎回少なくとも20人くらいは参加者がいたし、英会話スクールもレッスン料は相当高いにも関わらず繁盛していた。電車の中には常に英会話スクールの広告が出ていることから考えても、バカ高いレッスン料でも十分にニーズがあるのだろう。
 
ところが、ニーズは非常に高いにもかかわらず、TOEICはともかく、英会話のように実践的な英語学習となると、これといった学習方法が確立されていないため、多くの人が苦労しているのが現状である。お金をかけてスクールに通ったが、全然話せるようにならなかったという話も実際に聞いたことがある。
 
私はいろいろな勉強法を試し、最終的に数ヶ月間だけ海外で、外国人だけの環境で仕事をした。その経験から感じた英語学習に対する結論がある。
 
それは、英語を上達するためには「実践で使い続けるしかない」ということだ。実践とは、社会人なら仕事、学生なら授業や研究をすべて英語でやることだ。

英語は実践でしか身に付かない

海外の人に伝わる英語を話すためには、ある程度正確な発音を習得するのはもちろんのこと、英語固有のリズムを身に付けなければならない。また、相手が「自然な」スピードで話す英語を聴き取るためには相当なリスニング力と慣れが必要だ(日本にいる外国人や、英会話スクールの講師はかなり手加減して英語を話してくれる)。
 
こうした能力は絶対に実践でしか身につかない。海外のニュースを生で聴いたりすることは、学習方法としては効果的だが限度がある。
 
だから、本当の意味で「英語ができる」(人によってどの程度のレベルを思い浮かべるかは様々だろうけど)ようになるためには、ひたすら実践をこなすしかない。逆に、そもそも実践で英語を使う必要がないのであれば、英語を学習する必要はない
 

使わないのであれば英語の勉強は不要

近い将来海外で仕事をしたいという希望があり、実践で使う必要になることが確実なのであれば、英語を勉強すればよい。純粋に趣味として英語を学習するのもいいことだと思う。
 
しかし、実践でも趣味でもなく、「英語ができた方が(いつかはわからないが)将来役に立つかもしれない」とか「英語ができるようになったら転職したい」のように今は必要ではないが何となくスキルアップしたいという理由で勉強するのであれば、やめておいたほうがいい。

実践で使う機会がないと、上達には限界がある。相当な時間とお金をかけても、多くの場合それに見合った成果は得られないだろう。TOEICのスコアくらいは上がるだろうけれど。
 
私の場合、現在の仕事では英語を全く必要としないため、今は英語の勉強をしていない。本当に必要になればまた勉強すればよい、と思っている。どれだけグローバル化と言われようとも、日本にいる人の大多数は英語を日常的に使う必要はないだろう。仕事などで日常的に英語を使う必要がなく、勉強しなくてもよいのであればそれに越したことはないと思う。
 
海外のノンネイティブが子どものころから熱心に英語を勉強するのは、「英語ができないとまともな職に就けない」あるいは「英語ができると圧倒的に給料が高くなる」という強力な動機があるからだ。日本人だって、もし「英語ができる人は給料が2倍」となれば多くの人が全力で英語を勉強するだろう。

おわりに

今現在英語を勉強している人は、自分が英語を勉強している動機をよく考えてみることをおすすめする。実践で使う必要がある、趣味としてやっている、会社で昇進のためTOEICのスコアが必要、など明確な動機がある人は学習を続ければよい。

もし英語を学習する動機が明確でないのであれば、自分にとって本当に必要なことは何かをよく考え、別のことに力を注いでみるのもよいのではないだろうか。