『勝ち続ける意志力』を読んだ
勝ち続ける意志力 世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」 (小学館101新書)
- 作者: 梅原大吾
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2012/10/26
- メディア: Kindle版
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格闘ゲーム(というかここ数年はゲーム自体) しないんだけど、「ウメハラ」という名前は知っているし、YouTubeで動画を見たこともある。その梅原氏の著書。
勝ち続けるために必要なことの一つとして、「常に変化し続けること」が挙げられていた。
一度有効な戦術を見つけたからといってそれに頼らず、常に新しい戦術を身につけるため努力する。そうすることによりライバルたちがその戦術を真似してきたとしても、そのさらに上を行くことができる。
また本書全体を通して、「人の目を気にしないこと」の大切さが説かれている。
ゲームという世間からは認められにくいものに人生を賭けていることに、著者は相当苦悩してきたようだ。一時期はゲームを辞めて他のことに力を入れていた時期もあるとのこと。
人の目を気にせず、「俺はこれでいい」と自信を持てるようになることで、その対象に本気で集中して取り組めるようになる。そして、そうしなければ結果は出ない。
10の強さを手にできる、明るくて平坦な道か。
11、12、13の強さを手にできるかもしれない、暗くて険しい道か。
人の目を気にせず全力で取り組み、強くなるための分析や考えることを絶えず継続する。それは本当に苦しく大変なことだが、そうすることで、誰も到達できない強さ(11、12、13の強さ)を手に入れることができる。それが「勝ち続ける」ことにつながる。
梅原氏にとってのゲームのように、これだけアツく取り組めるものを、僕はこれまでの人生で持ったことがない。
「俺はこれをやりたいんだ」というものを今年は見つけたいと思っている。