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【読書メモ】読書で賢く生きる。ビジネススキル探しを超えて

 

読書で賢く生きる。 (ベスト新書)

読書で賢く生きる。 (ベスト新書)

 

 本書は最近のビジネス本や自己啓発本を批判した本だ。著者の中川氏や山本氏はtwitterをよく使う人なら、知ってる人も多いだろう。(私は漆原氏は知らなかったです。)

 
ポイントとしては、以下のとおり。
・最近のビジネス書や自己啓発本は古典の焼き直しである
・ビジネス書作家にダマされて自己啓発本を買い続けるな!数少ない名著だけで十分
・長く読み継がれている名著を読んだり、興味がある分野の本を何冊も読むといい
  
私も社会人1〜2年目のころはビジネス書や自己啓発本を読みあさっていた(遠い目)
本書でも言及されているとおり、結局それらは一時的にモチベーションが上がるだけで、一週間もたてば元に戻ってしまう。栄養ドリンクみたいなものだ。
心身ともに疲れた社畜が救いを求めて自己啓発本を読む。読めば爆発的に成長できる、人生を変えることができると期待する。
 
自己啓発本を読んでも別に人生変わらない」ってことが薄々わかってるはずなんだけど、ついつい読みたくなるんですよね…。
私の場合、なんだかんだ栄養ドリンク本のおかげ(?)で睡眠時間削って英語とか勉強したりしてたので、それなりの成果があったのかもしれないけれど。
 
気がつくと、ここ数年はいかにも自己啓発本は読まなくなった。というか昔より読書に多くを期待しないようになったのだと思う。
本書でも繰り返し書かれているが、自己啓発本にダマされ続ける人とそうでない人がいる。また、著者たちのようにわかっててわざとダマされる(本を買う)という、プロレス的な楽しみ方もある(笑)
 
本書はぜび自己啓発本好きな人に読んでほしいし、私のように自己啓発本を卒業した人も大いに楽しめる。逆に自己啓発本をほとんど読んだことないという健全な人にとっては、何がなんだかさっぱりという感じだろう。
 
著者の3名は「ビジネス書ぶった斬りナイト」というイベントを定期的に開催しているらしい。次、チャンスがあれば行ってみようかな。