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【英語学習】伝わる英語を話すために発音の練習をしよう

私は数ヶ月間、海外(香港、ロンドン)で仕事をしていたことがあります。多くの外国人と話をする中で、英語を相手に聴き取ってもらうために重要なポイントは大きく2つあると感じました。

  1. 発音
  2. リズム
1は単純に、英語の音を正しく発音できるかどうか。

2はある程度長い文章を話すときに、「数単語ごとの意味のかたまり」で区切りながら話すイメージです。強弱やアクセントといった要素も影響します。経験上、話の途中で詰まったりして、意味のかたまりで話せなくなると、途端に相手に理解してもらえなくなります。

帰国子女や長期間海外で生活している日本人を除き、一般的な日本人は残念ながら発音もリズムも両方の能力がありません。
 
母国語が英語に近いヨーロッパの人たちはともかく、インド人や中国人の英語は訛りが強いため、発音能力は高いと言えません。しかしリズムがある程度できているため、ネイティブに伝わるのではないかと思います。
 
ざっくりまとめるとこんなイメージです。 
 
発音
リズム
ネイティブ
ヨーロッパ圏のノンネイティブ
アジア圏のノンネイティブ
△〜◯
日本人
×
×
 
海外で「日本人は英語が下手」と思われているのは、発音もリズムも両方ひどいからです
 
発音を良くするためには、正しい音や口・舌の動かし方を理解して練習することです。母国語の音の影響があったり、口・舌の動かし方はセンスによる部分もありますが、誰でもある程度までは改善可能です。
 
多くの日本人は「カタカナ英語」の間違った発音しか知らない状態であるため、そこから脱却するだけで相当よくなります。
 
リズムについては、ひたすら英語を実践で使って体得するしかないと思います。ノンネイティブで英語を話す人たちは、子どものころから学校の授業をすべて英語で受けたり、仕事で日常的に英語を使っているため、英語のリズムが身についています。
 
一方日本では、英語を使うのは「英語」の授業の時間だけ、(大多数の)英語教師はしっかりした英語を話せない、日常生活で英語が必要なケースはほとんどない…という状態ですので、英語のリズムが身につかないのも仕方ありません。
 
リズムの改善はとにかく会話の実践あるのみですが、発音については参考書やレッスンで改善可能ですので、おすすめの学習方法を紹介します。
 

発音練習におすすめの参考書

DVD&CDでマスター 英語の発音が正しくなる本

DVD&CDでマスター 英語の発音が正しくなる本

 

発音関連の参考書を何冊か買いましたが、一番良かったのがこの本です。カラー写真とDVDでネイティブの口の動かし方を学ぶことができますので、他の参考書に比べとてもわかりやすいです。

 
読んだりDVDを見るだけではなく、必ず口の動きや発音をマネしてください。また、鏡で確認しながらやったり、自分の発音を録音してチェックしましょう。発音が正しくできているかどうかを自分でチェックするのは難しいですし、最初は恥ずかしい感じがするかもしれませんが、効果はあります。
 
また、発音練習ははっきり言って単調でつまらないのですが、自分の発音が変わったことを実感できれば練習を続けるモチベーションになります。
 
繰り返しが大事ですので、この参考書を最低3周くらいやって定着させましょう。他の参考書で音読による勉強をする際は、テキストで学んだ発音をしっかり意識して音読するようにしてください。
 

オンライン英会話で発音の練習

参考書で練習するだけでも格段に発音はよくなると思いますが、「さらに発音をよくしたい」、「発音が正しいかどうか確認してもらいたい」、「参考書では練習が続かなかった…」という人はオンライン英会話の発音コースをおすすめします。
 
講師はフィリピン人ですので完璧なネイティブの発音とは違う部分があるかもしれませんが、英語スキルのある第三者にチェックしてもらえるだけで、十分効果的だと思います。

私が使ったのはラングリッチです。

www.langrich.com

 
最近は他のオンライン英会話にも発音レッスンが充実してきているようで、最大手のレアジョブやDMM英会話などにも発音レッスンがあります。
 

おわりに

参考書やオンライン英会話で発音練習をすることで、「カタカナ英語」から脱却でき、外国人に格段に伝わる英語が話せるようになります。
 
よく言われる「R」と「L」の違いなど、発音難しい部分まで完璧にする必要はありません。それぞれの音を出す時の口や舌の動かし方を頭に入れておけば、経験上、完璧にできていなくても相手に理解してもらえるはずです。
 
これから英会話をはじめる人や、仕事など実践で英語を使う機会がある人は、発音練習をすることを強くおすすめします。