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持株会に入るメリット・デメリット

上場企業に勤めている人だと、会社に持株会の制度があるという人も多いかと思う「持株会は得なのか?」「入るならいくらくらいにすればいいのか?」迷う人もいるだろう。今回は持株会に入るメリット・デメリットについてまとめる。
 

持株会のメリット

・奨励金が出るため安く株を買うことができる
・単元株数に満たない少額でも投資できる
・毎月給料からの天引きのため、長期間継続して積立できる

持株会の最大のメリットは奨励金が出ることだろう。会社によって異なるが、5%〜10%の奨励金が出る場合が多い。例えば1万円を投資することにしていると、10,500円分の自社株を購入できる。

「ノーリスクで5%以上の金額が上乗せされる」と考えると、かなり魅力的に感じる。しかし、後述のデメリットを踏まえて考える必要がある。

持株会のデメリット

・会社の業績が悪化すると、給与(ボーナス等)も資産(株価や配当)も下落する
・(自分で買う場合に比べて)自由なタイミングで売買ができない
 
自社株に投資することは、「卵を1つのカゴに盛る」ことだ。業績が急激に悪化した場合には、給与も資産(株価、配当金)も減ってしまう。逆に「業績が好調なら給与も資産も増加する」と考えることもできるが、自社株を持っていなくても給与増加の恩恵は受けられる。よほど愛社精神があるならともかく、できる限りリスクを避けることを考えたほうがよい。

また、奨励金が出るからといって例えば毎月5万円を持株会に入れたりすると、よほど高給でない限り、他の金融資産に分散投資する余力がなくなる。投資に少しでも関心のある人なら、自社株より魅力的な投資対象もたくさん知っているはずだ。
 

以上から結論としては、「持株会に入る必要はない。入る場合は少額(多くて1万円程度か)にしておく」のがよいだろう。