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【読書メモ】できれば服にお金と時間を使いたくないひとのための一生使える服選びの法則

 

できれば服にお金と時間を使いたくないひとのための一生使える服選びの法則

できれば服にお金と時間を使いたくないひとのための一生使える服選びの法則

 

 ぼくは割と服を買うのが好きで、大学生のころから、なけなしのバイト代でセレクトショップの服を買っていた。今思えばもっと留学とか、他のことにお金をつかえばよかったなあと思うんだけど。大学生から社会人になって数年くらいまでは、暇さえあれば服屋に行っていた。

服が好きといっても、最新の流行を追ったり、遊びを入れるようなおしゃれではなく、一言でいえば「無難なファッション」を心がけてきた。大学生の頃からそんな地味な感じだった。基本的にシンプルで、着回しがしやすく、生地などの質が高い服を買うようにしている。

前置きが長くなったが、要は「誰にでも似合う無難なファッション」の追及について、ぼくはそれなりに自信があるのだ。

 
本書はまさに無難でダサくはない、よくある言葉で言うとベーシックで清潔感のある大人のファッションを目指すための本だ。
持っておくべきベーシックなアイテム、サイズ感の重要性、他の服と合わせやすい色(グレーやネイビー)などについて一から解説してくれる。女性向けについても書いてあるが、基本的には男性向けがメインだ。
 
この本の良いところは、「どこの店で、何のアイテムを買うべきか」まで具体的に書いてくれていることだ。
例えば、ジーンズ、インナー、ニットなどはユニクロ、ジャケット、コート、靴などはユナイテッドアローズ、といったように。
限られた予算で、ハズレを引くことなく、効率的にカッコよくなるための店とアイテムのチョイスがされている。まさに本書のタイトルどおりだ。
 
今までファッションに無頓着だった人や、「どこで何を買えばいいかわからない」、「服を買いに行く服がない」といった人は、本書のとおりに服選びをすれば、確実に平均以上のレベルにはなれる。教科書的な内容なので、自分独自のセンスを出したいという人には向かないが(本書で指摘されているが、はじめから独自のセンスで服を選ぶと、残念なことになる可能性が高い)。
 
ただ、セレクトショップをけっこう使っているので、それなりにお金はかかる。もし全部のアイテムを一から買い揃えるとすると、少なく見ても30万円くらいはかかる(本書では一気にではなく、コツコツ揃えていくようにアドバイスされている)。
いったん一式揃えてしまえば、長く着れる服が多いので、たまに買い足すくらいでよくなるが、最初はそれなりのお金がかかる。
 
ちなみに本書は基本的にカジュアル(私服)についての本である。仕事の時はスーツで、仕事着をしっかり揃えたいという人もいるだろう。仕事着も本書と同じくらいのレベル(スーツをセレクトショップ、靴はリーガルあたり)にすると、さらに30万円くらいはかかるだろう。時計や鞄のことも考えると、まだまだお金がかかる。
 
服にこれだけのお金をかける価値があると考えるかどうかは、けっこう意見がわかれるところだろう。学生だとお金がないし、社会人だとお金はあっても休日しか私服を着る機会がない人も多い。既婚者で子供がいたりすれば、服なんかに高いお金をかけていられないだろう。
 
個人的には独身男性であれば、それなりにお金をかけ、本書に書いてあるレベルくらいのファッションはすべきだと思う。職場の女性と話をすると、女性は恋愛対象とかに関係なく、何となく男性のファッションをチェックしている人が多いと感じる。
服装がダサいと、内面までダサいと思われたり、なんとなく仕事ができない人に思われてしまいそうだから、気をつけている。