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どうすれば英語ができるようになるのか

どうすれば英語ができるようになるのか、について持論を書いてみたい。まず私のスペックについて紹介すると

  • 純ドメ。留学経験なし
  • TOEICスコアだと890(相当前に受けたものだが)
  • 仕事で日常的に「読み」「書き」を使用する。「聴く」「話す」機会はかなり少ない

できる人からしたら全然大したことはないが、純ドメにしてはまずまず、といったレベルではないかと自分では思っている。

それで、どうすれば英語ができるようになるか(能力がしっかり伸びるか)と言うと、結論、ひたすら実践の時間を増やすしかない。身も蓋もないが、実践で英語を使う機会がない人は、まず英語が必要な環境(特に日本人が全くいない環境)に行くしかない。



英語ができるようになりたいと思って学習している人の多くは、「英語を勉強しているが伸びない→英語が必要な仕事に関われない→いつまでたっても英語ができるようにならない」というループに陥りがちではないかと思う。

私も何となく英語を使う仕事がやりたいという理由で、全く英語を使う仕事ではなかったのだが、TOEICの勉強から始め、オンライン英会話、英会話スクール、セブ短期留学、といろいろなものをやってきた。

しかしながら、こうした英会話スクール等では、講師は結局のところ私たち「お客様」を相手にするため、意識せずとも手加減をしてくれている。自分がお金をもらって外国人に日本語を教える場合どうするか?、と想像すればわかるだろう。もちろんお金や時間に余裕があるのなら、やったほうがいいのだけれど、こうした学習に過剰な期待を持つのはやめたほうがいいと言える。



このループから抜け出すための一つの方法は、自分が勤めている会社の研修・留学制度や海外駐在で、短期間でもいいから英語が必要な環境に身を置くことである。大企業であればこのような機会があるところは少なくないと思うから、普段の仕事をしっかりこなして評価を高めておき、チャンスがあれば手をあげることが重要となる。私もこれをきっかけにした。

会社にそんな制度ないよという人は、その会社では英語ができる人材はそれほど必要とされない(もしくはごく少数の人でいい)、ということを意味すると思う。今英語を学習中の人にチャンスが来ることは期待できないだろう。それでも英語を使った仕事がしたい、というのならTOEICのスコアを上げて転職するしかない。


しかし、「自分がなぜ英語を使う仕事がしたいのか」はよく考えたほうがいい。私のように海外で仕事がしてみたいとか、フワッとした考えだと、実際やってみたら全く楽しくなかった、むしろ苦痛だということも大いにあり得るからだ。

特に社交的じゃない、コミュ障気味だという自覚がある人は注意。普通の日本人が海外に行けば、相当長い期間(たぶん1年や2年では全然足りない)を海外で過ごさない限りは、多かれ少なかれ英語に不自由する。

そうしたときに何が重要かというと、英語そのもの以上に、コミュニケーション能力、具体的には上手く話せない、聞けない状態でも人とコミュニケーションをとっていく積極性と勇気(あるいは地の性格)が重要だと思う。

私はコミュニケーション能力が低いため、やはり苦しい思いをした。それでも実体験を持ってこれらを学べたことは貴重な経験だったと感じている。



今の私は、海外で仕事をしたいという気持ちはなくて、日本で使うから、業務に必要だから学習しているという感じだ。当然のことではあるが、実践が何より重要。今英語学習を頑張っている人に、一人の実体験として参考になれば嬉しい。