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転職する時に考えるべきこと

多くの会社で人事異動が発表される時期ですね。異動が発表される日は、何となくオフィス全体がそわそわして、仕事が手につかないという職場も多いのではないでしょうか。嬉しい異動もあれば、最悪な気分になる異動もあるでしょう。特に大企業だと、部署(あるいは自分の上司)が変わるだけで一気に環境が良くなったり、悪くなったりしますからね。

また、20代~30前後の若手だと、自分が異動するかどうかに関わらず、周りの動向を見ていろんなことを考えると思います。「異動したかったのにできなかった。また一年間は同じ仕事か…」、「縁もゆかりもない地方に転勤になってしまった」、「同期は昇格したのに、自分はできなかった」とか。私もそうでしたが、漠然とした不安とか、ネガティブな気持ちになることのほうが多いのではないかと思います。

私は1年半ほど前に転職したのですが、本人の希望が叶いにくい異動、意図が不明な(本人にとっても組織にとってもメリットがないように見える)異動、地方へ転勤になる可能性…など人事異動への不満は常にありました。まあ大企業はどこもそんな感じなのかもしれませんが。

人事異動きっかけに転職を考えたり、具体的な行動に移していく人もいるかと思います。しかし、転職はリスクも相当大きいです。私も満足している点、不満な点が正直半々です。転職で失敗しないよう、転職する際に考えておくべきことをまとめてみたいと思います。


いきなり結論ですが、転職する場合には以下の4つの条件のうち、まず自分が大事にしたい優先順位をつけること。そして、転職先がこれらのうち「最低1つは確実に満たしてくれること」が必要だと思います。

①やりたい仕事ができること。
②給料が上がること。できれば2割~3割は上がること。
③残業が多くない、有休がとりやすいこと。
④希望の場所で働けること。

以下、各条件についてです。
①やりたい仕事ができること
これは言わずもがなですね。多くの人が(少なくとも建前では)転職理由に挙げると思います。

中途採用では基本的に職種を決めた上で採用するはずですので、職種や部署自体が期待とずれることはほとんどないでしょう。しかし、同業種同職種でもない限り、その仕事が自分に合うかどうかはやってみないとわかりません。そういう意味では、この条件を本当に満たしてくれるかは実際に転職してみないとわからないのが現実です。

私も専門性()や、やりがいのある仕事()を求めて転職した部分もありましたが、正直転職直前の熱意は今ではすっかり消えています…笑。それでも、今の会社では担当できない仕事にどうしてもチャレンジしてみたいのであれば、転職する価値はあると思います。


②給料が上がること。できれば2割~3割は上がること
これも当然ですね。しかし未経験との理由で給料が下がる転職もあるようです。個人的には給料が下がる転職は止めたほうがよいと思います。

なぜなら単純に給料が良ければ他の条件は多少目をつむれる人が多いのではないかということ。給料が2~3万円上がってもそれだけの満足感は得られないと思うので、2割~3割くらいの上昇を狙ったほうがよいと思います。

そして②だけは転職前後のギャップが起こりにくい、ということです。
①、③、④は「入社してから期待と違った」ということがいくらでも起こりえますが、②は採用条件でよく確認しておけば、提示された給与と違う、などということはよほどのブラックでない限りはないです(あるいは業績が急激に悪化するとか)。そのため②を最初から放棄する(給料下げて転職する)と、精神的にかなりキツいと思います。


③残業が多くない、有休がとりやすいこと
ワークライフバランス()的な考えはあまり好きではなかったのですが、長時間労働、有休とれない環境になった今では、満足度を高めるためにはやはり重要な要素だなと思います。

どの会社も有休をとれないわけではないでしょうが、休み前後に負荷が増大したり、周囲への様々な調整が必要だったりすることが往々にあります。それでは意味がないと思います。

定時退社や有休をとりやすいことで、自分のための時間が増えます。会社のためではなく自分のために時間を使えることは、ものすごく価値のあることだと最近は感じています。


④希望の場所で働けること
望まない転勤がないこと、逆に好きな場所(東京とか海外とか)で働けることも重要です。また、人によっては地理的な意味ではなく「自宅で働ける」といったことを重視する人もいるでしょう。

個人的には住む都市、場所を会社に決められてしまうのは嫌なので、大事にしたいポイントです。


ちなみに私は①→②→④→③の順番で優先順位をつけていました。転職して一定期間たった今の感想としては、正直②と④しか満たされていません。①~④すべてが満たされる、というのはかなり難しいと思いますし、1つでも良くなった部分があるのであれば、その転職は失敗ではないかなと思っています。そういう意味で、「最低1つは確実に満たしてくれること」を上で条件に挙げました。転職を考えている人の参考になれば幸いです。

会社は2年で辞めていい (幻冬舎新書)

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【読書メモ】金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント

 


まずはじめに、「金持ち父さん」シリーズはマルチの人たちが好んで読んでたり、人を勧誘するのに使っているみたいですが、私はマルチとは全く無縁です。

キャッシュフロー・クワドラントというのは、人が収入を得る4つの方法を表しています。

Employee(従業員):企業に雇われている人。つまり普通のサラリーマン。
Self-employed(自営業者):開業医とか独立した弁護士、コンサルタントなど。自分の専門性を武器に稼ぎ、稼いだお金は自分のものとなる。
Business-owner(ビジネスオーナー):起業家。自分でビジネスシステムを作り、他人に働いてもらい稼ぐこと。
Investor(投資家):他人のビジネス(会社)への出資や、株・債券・不動産などへの投資により稼ぐこと。

まず自分がE,S,B,Iのどこから収入を得ているのか理解する(複数から収入を得ていることもありますが、メインはどれかで考える)、それが自分の属性となります。

この本の主旨は、どの属性にも良い点・悪い点はありますが、お金持ちになるためにはBかIにならなければならない、ということです。

Eでお金持ちになれないのは当然ですが、Sであっても自分が働いて稼いでいる以上は、限界があります。例えば、どれだけ優秀な医者でも1日に100人を診ることはできません。また、EやSでは、収入が上がるほど、税率が高くなりとられてしまいます。

一方、BやIは自分が働く必要はありません。また、法人を利用して節税したり、投資から得られる収入は給与よりも税率が低いことから、EやSに比べて圧倒的に速く資産を増やしていくことができます。


では具体的にBやIになるにはどうしたらいいんだよ、って話ですが、この本はそこについて指南するものではなく、あくまでメンタル面のことしか触れてません。Bは優秀な他人に働いてもらわないといけないので、ビジネスへの理解とリーダーシップが必要とか。

Bのとっかかりとして、フランチャイズの権利の取得とか、ネットワークビジネスとか少し言及されていますが、アメリカを想定していると思いますし、日本ではかつ現代ではよほど上手くやらないと無理でしょう。ここでネットワークビジネスの話しが出てくるから、マルチに上手いこと利用されているのかもしれません。

大してお金がない状態で投資しても得られる収入はしれてるので、お金持ちになりたければ結局はBを確立するしかないと思います。要は自分が働かなくてもいい仕組みづくりなので、起業でなくても、サラリーマンをやりつつネット(アフィリエイト等)で稼ぐというのも選択肢になるかと思います。

個人的には、E(またはS)+Bで稼ぎ、稼いだお金を最大限Iに振り向けていくという方向を目指したいと思っています。


本書の改定版では投資が誰にとっても必要であり、かつ高いレベルのIになることの重要性が説かれています。

投資する際の注意点としては、前著の「金持ち父さん 貧乏父さん」と共通ですが、とにかく資産(自分に収入をもたらしてくれるもの)を正しく理解することが重要、ということが本書で繰り返し解説されています。

例えば、私たちが住宅ローンを組んで家を買っても、その持ち家は私たちにとっての資産ではないです。私たちはローンを毎月銀行に返済しなければならないので、銀行の資産です(私たちは毎月銀行にお金を払わなければならないが、銀行は毎月お金が入ってくる。)

正しい資産は、株・債券や賃貸に出すための不動産などです。資産を正しく理解していれば、後はひたすら買うだけです。


また、損失を恐れ過ぎて投資しないこともダメです。例えば、Eの人が銀行預金しか利用しないとしましょう。損失は出ませんが、利子もほとんどゼロです。

Eが銀行に預けたお金は、その後銀行がBやIに比較的低利で貸し出します。結果としてですが、BやIはEのお金を利用してビジネスや投資でさらに稼ぐわけです。これではEとBやIの格差は広がる一方です。したがって、EやSであっても、Iとしての知識を身につけ、正しい投資をしていくことが絶対必要です。

本書は具体的な投資技術は別として、前提となる投資のマインド、お金の流れを理解する上では、役に立つかと思います。

高配当株への投資でインカムゲインを狙う

2月から現在も引き続き、相場が荒れている。私もついつい余計な売買をして損失出したりと、失敗があったので、自分の投資方針(ルール)をしっかり整理しておきたい。
最近は以下のような方針で投資している。

1.インカムゲインの最大化を狙う
2.個別銘柄に投資する
3.毎月給料日後に定額を投資する
4.キャッシュの余力を常に残す

1.インカムゲインの最大化を狙う

総資産の最大化よりも、インカムの最大化を重視する。含み益を含めた総資産額は、今回のように相場が荒れれば大きく変動する。そうなると「一旦利確して、後で買い増せばうまくいくのでは?」と欲を出して余計な売買に手を出す恐れがある。そうした売買は成功するかもしれないし、失敗するかもしれない。それは結局のところギャンブルだし、売買手数料分は確実に損する。

一方、インカムゲイン狙いの投資であれば、株価の値上がりはしにくいが、配当の形で着実に利益を確定させていくことができる。値動きを気にする必要はなく、バイアンドホールドでひたすら持ち株数を増やすことに専念すればよい。値動きを気にしないことでストレスをなくすとともに、チャートを眺めてあれこれ考えるような時間は、別のことに使おう。


2.個別銘柄に投資する

以前はVT、VYMなどのETFに投資していたものの、最近は個別銘柄に投資している。上昇相場が続いた結果、高配当ETFであるVYMですら3%に満たない利回りとなっているからだ。

上記のとおりキャピタルゲインではなくインカムゲインを狙う以上、この利回りは少し物足りない。個別銘柄の利回りの目安として、個別株は4%、J-REITであれば6%程度としている。個別株ではT、WBK、GSKなど。REITインヴィンシブル投資法人タカラレーベンインフラ投資法人などに投資してる。

しかし、個別銘柄の場合、ETFと違い何が起こるかわからない。例えば、GEは経営不振により株価がこの1年で半分以下まで下落しており、当分回復の見込みはない。したがって、いくら高配当の銘柄があったとしても、集中し過ぎないよう、1銘柄への投資金額は投資総額の10%以内としている。また、銘柄のセクターも分散するようにしている。


3. 毎月給料日後に定額を投資する

給料日でなくてもいいとは思うが、原則として「毎月決まったタイミングで、決まった額を淡々と買うこと」が重要だ。このルールがないと、株価や為替の動きを気にしてしまい、衝動的に売買をしてしまいかねない。それがいいタイミングか悪いタイミングなのかは結局わからない。それならストレスと時間のかからないよう、決まったタイミングで決まった額を買おう。現在は給料日後に20万円分の投資をすることにしている。


4. キャッシュの余力を常に残す

決まったタイミングで決まった額を投資するのなら、余力を残しておく必要はないという考え方もあるかもしれない。しかし今回のように明らかに市場が急落した場合は、積極的に買い増せるようにしておきたい。

もちろん手を出してさらに下がるリスクもあるのだが、チャンスが来た時に指を加えて見ているだけになるのは非常にもったいない。飛びついて余力を一気に使ってしまうのではなく、あくまで元々決めたタイミングで買う時の金額を変更する。例えば「普段は20万円だが暴落している間は25万円投資する」するといった形だ。投資総額の5%~10%はキャッシュでキープしておくようにしたい。

英語コミュニケーションのレベルについて整理した(メール、チャット、テレカン)

仕事において、一口に「英語でコミュニケーションする」と言っても、その方法によって難しさは全然違う。以下に個人的に感じる難しさを整理してみた。

・Level1:メール
・Level2:チャット(Skypeなど)
・Level3:対面の会話
・Level4:テレカン(電話会議。コールとも言う。)

Level1:メール


最も使う頻度が多いであろうコミュニケーション。読んで理解するのも、返事を書くのも時間が十分にある場合が多いので、圧倒的に楽。

それでも初めて英語を仕事で使うような人の場合は、特に書く方がキツいだろう。ググればそれなりに定型文などが出てくるものの、自分が本当に言いたい部分は中々上手く書けない。日本語なら2、3分で書けるような内容が、平気で10~15くらいかかってしまうだろう。

「お世話になっております」とか「お手数をおかけしますが、よろしくお願いします」など日本語メールでは必要な内容も書くのか、書かないのかよくわからなかったりして悩んだりする。この点については、日本語のように形式的なあいさつや配慮の言葉はほとんどの場合いらず、ストレートに要件だけ書くのがいいと思っている。


私もメールを書くのに相当慣れてきたものの、少し込み入った内容を書こうとするとまだまだ時間がかかるのが現状だ。

あと一番楽と書いたものの、あくまで必要最低限のコミュニケーションの場合だ。日本語の場合と同じく、本当にわかりやすく、過不足ない内容のメールを書けるようになるためには相当高い英語力が必要である。

Level2:チャット(Skypeなど)

海外オフィスなどにいる人とコミュニケーションする場合に使う。少し複雑な内容を議論をしながら確認したい場合など、メールよりも便利である。

読んで理解したり、返事を考える時間はある程度あるものの、瞬発力が求められるためメールよりはるかに難しい。多少崩れた文章を書いても許される部分はあるが、相手が待っているというプレッシャーがある。相手は1分もかからず返信してくるのに、こっちは2、3分かかってしまったりする…。

瞬間英作文で瞬発力を鍛え、まずチャットくらいは気楽に使えるようにしたいと思う。

Level3:対面の会話

英会話だとか英語でコミュニケーションと聞いて、真っ先に思い浮かぶ形。人によって違うと思うが、自分の場合は海外出張くらいでしか対面で話す機会がなく、頻度は少ない。

リスニング、スピーキングの力が必要なので、普通の日本人にとって英会話は難しい。相手が非ネイティブかネイティブかによっても難しさは異なる。私は相手が非ネイティブかつ完全に仕事の話題なら何とか話せる、くらいのレベルだ。

なお、日本の英会話レッスンなどは、講師が意識的に(あるいは無意識のうちに)わかりやすく、きれいな英語で話してくれるため、実戦における会話とは別物といっていいくらいレベルが違う。

対面の場合、相手もこちらの様子を見て、ある程度はこちらのレベルを考慮して話してくれるだろう。状況にもよるが最悪ホワイトボードとか紙をに書いて補足するという手段もとることが可能。この点、次のテレカンよりもだいぶキツさはましである。

Level4:テレカン・コール(電話会議)

対面よりもテレカンやコールの機会のほうが多い、という人もけっこういるのではないかと思う。電話なので対面よりも聴き取りがはるかに難しい。ある程度慣れの部分もあるとは思うが、対面よりも高いリスニング、スピーキング力が求められる。

私の場合は基本はメールやチャットで済むのだが、場合によってはテレカンが必要になってくる。当然ながら重要度、緊急度が高い場合が多いので非常に辛い。テレカンを無難こなせるようになるのが私の当面の目標である。

テレカンをこなせるくらいまで英語力がつけば、かなりの武器になるだろう。


以上、仕事における英語のコミュニケーションについてまとめてみた。人によってどの方法を使うかは大きくバラつきがあると思う。

コミュニケーション方法によってライティングなのか、リスニング・スピーキングなのか必要なスキルも違うので、自分に必要なスキルを見極めて鍛えていくことが大事だ。

久しぶりに英語学習を再開した

数か月前に転職をしてコンサル業界に入り、英語をゴリゴリ使う仕事をしている。と言っても読みと書き(主にメール)がほとんどなのだが。

少なくとも現状では英語力が仕事の効率、精度にかなり影響する。実戦で使い続けることが最も効果的ではあるが、さらにプラスαがほしい。そういうわけで、とても久しぶりに英語の勉強をしている。

今は主に以下2つの教材で勉強している。

どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)

どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)

 

数年前に買ったものだが、以前は学習がとにかく単調なので挫折した。

先に書いたように英語を話す機会はほとんどないのだが、それほど複雑ではない英文メールを大量に書かなければならない、という状況である。今の自分にとってはこのような英語の瞬発力を鍛えるためには最適な教材だと思う。

オンライン英会話にしようか迷ったが、英会話は内容のあるレッスンをしようと思うと相当エネルギーを消耗してしまう。結果として何となく過去に話したことがある内容を話すだけで終わってしまうことも多いので、ひとまず見送った。まずは瞬間英作文を固めていきたいと思う。

とにかく飽きないよう、毎日15分程度だがコツコツ音読するようにしている。 

English Grammer in Useは、文法学習の参考書として世界中で支持されてきたベストセラーである。洋書なので、英文法を英語で学習するということになる。

私は文法にはそれなりに強いつもりだったが、メールを書くときには、toとingの使い分けとか、前置詞、語法などなど、細かい部分が直感的にわからず、ストレスになることが多い。最終的には意味が正しく伝わればいいのだろうが、少しでも考える時間を減らしたいし、正しい英語を書けるようにしたいと思い、この参考書を手に取った。

文法の使い分け等をネイティブの感覚で解説してくれているので、効果があることを期待している。こちらもかなりのボリュームがあるため、コツコツ進めていきたい。


転職して数か月だが今は英語力がグングン伸びていると感じる。仕事で英語が必要ないにも関わらず勉強していた頃に比べると、大げさではなく2倍~3倍のスピードで力がついていると思う(単純に英語に触れている時間が全然違うということもあるが)。

実戦(仕事)で困らないレベルの英語力を身につけることは、日々の仕事のストレス軽減、仮に転職することになった場合のチャンスの拡大、日常の情報収集に活用、につながる。今は英語を学習するメリットが明確になっている。機会もモチベーションもある今のうちに、最大限、英語力を高めておきたい。